サブノーティカ:ビロウ ゼロ(SUBNAUTICA:BELOW ZERO) プレイ評価・レビュー

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サブノーティカ:ビロウ ゼロ(SUBNAUTICA:BELOW ZERO)

 
  簡単まとめ★評価  
  むずかしさ
★★★★  
慣れない間は結構死ねる
ストーリー ★★★★
探索がメインでアッサリ気味
操作感
★★★★★
慣れないと酔うかも
やりこみ要素
★★★★
広いマップの探検+建築要素で出来る事は多め
オススメ度 ★★★★
エラーが多いがそれ以外は良くできた良ゲー
 

 

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基本情報

公式サイト Subnautica: Below Zero 公式サイト | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト (bn-ent.net)
ジャンル オープンワールドサバイバル
発売日 2021年5月14日 
対応機種 【Switch】【PS4・PS5】
メーカー Unknown Worlds © 2020 Unknown Worlds Entertainment, Inc. SUBNAUTICA,
プレイ人数 1人
CERO A(全年齢対象)
Subnautica + Subnautica Below Zero(サブノーティカ +サブノーティカ: ビロウ ゼロ) – Switch
【PS5】Subnautica: Below Zero(サブノーティカ ビロウゼロ)

『サブノーティカ:ビロウゼロ』を簡単に紹介

  • 水の惑星を舞台にした幻想的な水中世界を360度自由に移動しながら食料・素材を集めサバイバルしながら探索をしていくゲーム
  • 当然水の中なので息継ぎの為の時間制限が有る
  • 探索に必要な道具を作り今まで行けなかった所に行き新素材を集める事を繰り返してどんどん探索範囲が広がっていく
  • ロボットや潜水艦を始めとしたロマン溢れる道具を使って探索が出来る
  • 前作には無かった「陸地」の探索が大幅に増え一味違った探索が出来る様に
  • かなり自由に建築が出来るのでオリジナル水中秘密基地なんかも出来る
  • 生物を含めた環境の設定がかなり細かく練られていて、ゲーム中に閲覧できるデータベースを詠んでいるだけで楽しい

前作からの変更点

  • 生態系のほとんどが一新
  • 大部屋等の建築物の追加
  • ストーリを重視していて主人公がしっかりと喋る
  • シーモス、サイクロプスが削除されシートラックの機能に統合
  • プローンスーツの機動性が良くなり初期状態でも動かしやすくなっている
  • ステイシスライフルが削除(超重要)
  • 水深は最大1000Mくらいで、前作の1700Mと比べるとちょっと浅め

まとめると、前作から足したり引いたりしてスマートにした大型DLCと言った感じです。

switch版・PS4版・PS5版が有るけどどう違うの?

  switch版 PS4 PS5
画質 ×
FPS 30FPS 30FPS 60FPS
読み込み速度 早い 遅い 早い
エラー頻度 やや多
処理落ち 多い 多め
前作とセット × ×

switch版は前作とセットなのが最大の売り。マシンパワーが低い所為なのか画質は最低ランクかつエラーによる強制終了がかなり多く、処理落ちも建築を頑張ると基地に近づくだけでカクカクする様になってしまいます。読み込みはかなり早い方なのでエラーと大規模建築にさえ注意すればストレスになる場面は他とそう変わりません。どうせなら前作と一緒に買ってしまいたいと言う人にオススメです。

Subnautica + Subnautica Below Zero(サブノーティカ +サブノーティカ: ビロウ ゼロ) – Switch

PS4版はswitch版よりややマシ程度。どれを取ってもswitch版より若干ストレス要素が起きにくくなっている程度でそこまでの差は有りません。前作をPS4でプレイ済みでPS5が無いって人にオススメです。

PS5版はパーフェクト。画質も綺麗で読み込みも早く、なおかつエラーも処理落ちもほぼ起きないのでストレスフリーで遊ぶことができます。現状プレイの快適さはPS5版が一番上なので本体が有るなら一番オススメできます。

【PS5】Subnautica: Below Zero(サブノーティカ ビロウゼロ)

ただそれ以外の点ではそこまでの違いは無いので、手持ちの機種で選んでしまって問題はありません

前作をやって無くても大丈夫?

A、ほぼ問題ありません。

一応前作と同じ惑星ですが、主人公が交代しているうえ、場所も前作から遠く離れた地域を探索する事になるのでほぼ絡みは有りません。とりあえず覚えておけばいいのはコレくらい。

  • 前作から数年が経っている
  • 前作の主人公の冒険の結果、カラーと呼ばれる致死性の感染症の問題が解決され惑星の存在が知れ渡った。
  • エイリアンの物と思われるオーバーテクノロジーが発見されたので調査団が派遣されている。

(本当はもっと色々とドラマが有ったのですが客観的に見ればこんなモンです)

本作をプレイした後でも前作のネタバレ要素も特に無いので気になったらプレイしてみる事をオススメします。

Subnautica + Subnautica Below Zero(サブノーティカ +サブノーティカ: ビロウ ゼロ) – Switch

『サブノーティカ:ビロウゼロ』の面白いポイントを解説

「水中」を探検する雰囲気がバッチリ

サブノーティカは水の惑星をサバイバルしながら探索をしていくゲームです。

水中と言う人間の非生存圏に足を踏み入れて行くわけですから、当然空気にも時間制限が有るし巨大で狂暴な肉食生物もその辺にうようよしています。

常に死と隣り合わせ状態で右も左も分らない場所を進んでいく事になるので、そのドキドキ感はかなりの物。

プレイ中、何の危険も無いハズの景色に思わず「ソッ」とする場面が何度も有りました。

景色以外にも生物の出す「音」も雰囲気を盛り上げます。様々な生物が色んな音をだすのですが特に印象深いのが鳴き声。遠くの方から「オオオオォォォン!」なんて聞こえたら怖くて仕方ありません。

人間の本能的な恐怖感に訴えかける、それ位サブノーティカはリアルな雰囲気を感じる事ができます。

徐々に広がって行く探索範囲

初めの内は浅瀬でちゃぷちゃぷする事しかできませんが、見つけた素材で新しい道具を作る事によってどんどん探索範囲が広がっていきます。

足ひれを作れば早く泳げる様になり、酸素ボンベを作れば更に長い間潜っていられるようになります。

乗り物やロボットも作れる様になって、最終的にはかなり大がかりな準備が必要になってきますが潜水艦で深海探索も可能になってきます。

準備に掛けた苦労に見合った分、探索範囲が広がるので最後までモチベーションが上がったままの状態で気持ちよくプレイできます。

プレイヤー自身の成長が実感できる「経験」の重要性

サブノーティカの特徴の1つに「プレイヤーの経験」がとても重要な点が挙げられます。

サブノーティカには地形が分かる地図も自分の位置が分かる機能もありません。判るのはせいぜい方角とビーコンを浮かべた位置とそこまでの直線距離くらい。その情報を元に自分の経験と知識で大雑把な位置を把握しながら未知のエリアを探索する事になります。

また、現地生物を相手にするのも経験が重要になります。サブノーティカでは武器が小型のナイフくらいしかないので敵を倒して排除する事が難しい調整になっています。なのでどうにか避けるしかないのですがその方法は相手により様々。

近寄るだけでゲームオーバーに片足が掛かるヤバイヤツもいれば、ナイフを当てるだけで逃げていく奴、小さい魚を餌として逃がすとそれを追いかけて行く奴など様々。

未知の場所・未知の生物を相手にしながら、綺麗だけど恐ろしい水の世界を少しづつ解明していく快感がサブノーティカの醍醐味です。

水の惑星は幻想的でとてもキレイな景色がイッパイ

雰囲気の良さは怖さだけでは無く綺麗さにも当てはまります。

光が差し込むサンゴ礁や海藻の森の中を魚と一緒に散策するのはとても幻想的で気持ちがいいもので、このゲームはそんな絶景がいくつもあります。

夜になったらライトを片手にナイトダイビングもOK。

ただ怖いだけでは無く「何が有るんだろう?」とワクワクもする恐怖と好奇心の入り混じったこの気持ち、他のゲームには無い独特の感覚を味わえるのも雰囲気や世界がとても良く作りこまれているからだと思います。

4段階に選べる難易度。クリエイティブモードも搭載

マインクラフトとは違い途中変更はできません。

一応【サバイバル】が標準難易度ですが、実は【フリーダム】と難易度はほとんど変わりません。と言うのも、免除される空腹と渇きの要素は序盤に基地建設をして農作業が出来る様になるとほぼ意味が無くなります。(農作物は実質無限資源なため)

酸素と電池の消費量は変わらず受けるダメージも変わらないので、結局基地に戻るタイミングは変わりません。

最序盤の物資がすり減っていく恐怖感はサバイバルゲームらしいスリルですが、中盤以降はただ面倒なだけなので、そのあたりを意識しつつお好みで。

【ハードコア】は死ぬとセーブデータが削除され強制的に初めからになります。前作プレイ組なら簡単には死なないので初見からでもオススメです。

【クリエイティブ】はマインクラフトと同じ無敵モード。基地建設を楽しんだり危険生物をじっくり観察したい人はコチラ。

ロボット・基地・潜水艦 ロマン要素が盛り沢山

ここの開発者さん達はSF物のロマンが分かってるなーって感じで

ロボット・潜水艦・自由に作れる基地、冒険に必要なロマン要素は大体揃ってます。

基地建築

基地建築はモジュール方式(プレハブ建築)で完成品を一定のルールの中で自由につなげて行く方式で建物を大きくしていきます。

内装はほぼ自由に設置でき、発電装置・食料の生育プランター・飲料水の生成装置・大水槽で捕まえた魚類の繁殖等、SF世界の基地と言われて思い付くものは大体揃っています。

完成すればまさに自分だけの秘密基地を作る事が出来ます。

シートラック(潜水艦兼小型移動拠点)

本作初出で中々のロマン要素。

前作のシーモスとサイクロプスを足して割った感じの性能です。

移動はかなり軽快で中に入れば酸素も補給可能とサブノーティカを代表する乗り物。

ちなみに電池で動いているので定期的に基地に戻って充電しなければいけません、このちょっとした不便もロマンポイントかと。(予備電池が有れば出先で交換も可能)

一番前の潜水艦本体に色んな機能を持った後部車両を付け足していく方式で、付ければ付けるほど便利になる反面、大型になり小回りが利きづらくなるデメリットがちゃんとあるのも良ポイント。

しかも操縦席の横にはドッキング解除用のレバーが付いていて「ガチャリ」と動かせば後部車両を即パージ、小型艇としての機能を取り戻して狭い所もスイスイ入っていけるようになって用が済んだら又ドッキング。素晴らしい!

アップグレード次第では電磁バリアーも搭載可能。

プローンスーツ(作業用ロボット)

前作から引き続き登場のみんな大好きロボスーツ。操縦席もちゃんとしていて実に格好いい。

生身と比べて動きは重く小回りは利かないのでちょっと操作に慣れが必要ですが、この「作業用ロボットとしての動きの重さ」の表現が絶妙で、軽すぎずそれでいてストレスにならないラインを上手くとらえています。

基本的に海底を歩いて移動する事になるのですが、ブースターを吹かす事でゲージが続く限り上昇する事ができます。またアップグレード次第で左右の腕をマニピュレーター・ドリル・フックショット・キャノンに変更可能。自分専用機とか燃えませんか?

前作よりも機動性能が上昇していて、素の状態で前作の最終アップグレードと同じくらい、ブースターのアップグレードをすれば倍近い速度で移動が可能になっています。

また高度を変えずに真横に推進移動も出来る様になっているので、スーツ単独での長距離移動が前作よりかなり楽になりました。

このスーツに関しては操作感が完全に別のゲームになるので2度美味しい状態です。

基地格納庫とのドッキング

ドッキング状態だけでも素晴らしいのですが出入りの動きも素晴らしい。

基地に入る時はアームで固定されながらゆっくり上昇して「格納!」

逆に発進する時は操縦席に入り操縦桿を握ると勢いよく真下に「射出!」

映画の1シーンの様にテンションの上がる演出に、製作者さんのこだわりを感じずにはいられません。

あの「マルグリット」さんのその後が明らかに!

前作の【テガシ号】関連のログを見ていた人なら驚愕したはずの、あの最強生物マルグリットさんのその後が語られています。

またログ読んで驚愕する事になると思いますので、是非プレイしてください。

逆に今作から初めて「あの人何やったの?」って人は是非前作を!

とりあえず【テガシ号】って名前だけ覚えておいてください。

switch版は前作とセットになっています。

Subnautica + Subnautica Below Zero(サブノーティカ +サブノーティカ: ビロウ ゼロ) – Switch
【PS5】Subnautica: Below Zero(サブノーティカ ビロウゼロ)

『サブノーティカ:ビロウゼロ』の気になるポイント

陸地(氷山)の探索を追加したせいでマップが狭くなってる様に感じる

前作の陸地は浮島だったりでしっかりその下に水中の探索要素が有りました。

しかし今作は地続きのガッツリ陸地!当然その下に水中は有りません。

ソレがマップの半分くらい有るので水中の三次元的な探索範囲が少なくなっています。

じゃあその広大な陸地は楽しいのかと言われると・・・

実際は高い壁で作られた通路とやや大きめな広間の組み合わせを探索する感じです。

ほぼ一本道を2次元的に歩き回るのは、正直サブノーティカに求めているものではない気がします。

ステイシスライフルの削除

ステイシスライフルの削除は本当に謎です。

敵対生物を殺害して排除があまり現実的では無いのに「動きを止めて時間を稼ぐ」だけの道具をなぜ削除したのでしょうか?

これが無い所為でリヴァイアサン級の生物に襲われた時は逃げきれずにやられるかシートラックで轢殺するしか選択肢が無くなってしまいました。

特に最終盤に出て来るとあるリヴァイアサンは、狭いトンネル内に何体もいてやり過ごす事もできなかったのでトラックで轢殺するしかありませんでした・・・

エラー落ちが多すぎる

これはサブノーティカの特徴とも言えますが、switch版PSではかなりの頻度でエラー落ちします。

開発さんも頑張っていて度重なるアップデートで大分マシになりましたが、それでも3~4時間に一回位はエラーで強制終了します。

オートセーブも無いので下手をすると「プレイ分丸々巻き戻し」なんて事が起こり得るので思い出したら即セーブ位の気持ちでプレイして下さい。特に建築した基地の周りは非常に不安定になります。

とりあえず「基地に帰った時」「基地から出かける時」「目的地付近に付いた時」「新しくビーコンを設置した時」にセーブをする習慣を付けておけば大惨事にはならないと思います。

エラー落ちには予兆みたいな物が有ります。

  • セーブに必要な時間が明らかに長くなって来る。
  • ビーコン等の名前の変更が1回でできない。
  • 別のバイオームに侵入した時に処理落ちがきつくなる。

これらが発生し始めたら遠からずエラー落ちするので早めにセーブをしてゲームを終了して下さい。

なおPS5版では「無くは無い」程度に落ち着いているので気になる場合はPS5版をオススメします。

【PS5】Subnautica: Below Zero(サブノーティカ ビロウゼロ)

感想まとめ

70点:前作同様水中の雰囲気は素晴らしいが、とにかくエラーに悩まされる

前作同様、水中の世界観を存分に生かした雰囲気は圧巻の一言。

一新された原生生物や環境は前作プレイヤーでもあっと驚くほど新鮮で、マンネリ感は一切ありませんでした。前作プレイ済みなら感慨深いイベントも沢山有ったので数年後の世界と言う舞台も続編として成功だったと思います。

全体的なボリュームは続編と言うよりは大型のDLCと言った感じでかなりスマートな出来。

陸地の追加や潜水艦サイクロプスやステイシスライフルの削除は思う所がありますが、意地悪・面倒な要素も減っているのでおおむね前作より遊び易くなっています。

ただやはりエラー落ちが多い点が痛い所。夢中になれるほど引き込まれる世界なのにいきなりブツッと現実に引き戻されては台無しです。PS5版ではほとんど改善されているようなので本体が有るならそちらをオススメします。

水中サバイバルと言う珍しいテーマを扱った作品ではありますが、そのテーマをしっかりと表現して独特の世界観を作り上げた『サブノーティカ』は間違いなく面白いゲームの一つだと言えます。

続編開発の動きも有る様子なので楽しみに待っています。

Subnautica + Subnautica Below Zero(サブノーティカ +サブノーティカ: ビロウ ゼロ) – Switch
【PS5】Subnautica: Below Zero(サブノーティカ ビロウゼロ)

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