魔界戦記ディスガイア6
簡単まとめ★評価 | |
難易度 |
★★★★★ |
かなり簡単。レベル上げでゴリ押し出来る | |
ストーリー | ★★★★★ |
ギャグ多めで軽いノリのストーリー | |
操作感 |
★★★★★ |
最大20倍速オート戦闘など手間を減らす試みがイッパイ | |
やりこみ要素 |
★★★★★~∞ |
自称100万回遊べるRPG | |
オススメ度 | ★★★★★ |
かなりの良作 | |
基本情報
公式サイト | 魔界戦記ディスガイア6 | 日本一ソフトウェア (disgaea.jp) |
ジャンル | シュミレーションRPG |
発売日 | 2021年1月28日 |
対応機種 | 【Switch】【PS4】 |
メーカー | 日本一ソフトウェア |
プレイ人数 | 1人 |
CERO | C(15齢以上対象) |
そもそも「ディスガイア」ってどんなゲーム?
2003年1月に日本一ソフトウェアからPS2で発売された「100万回遊べる」「史上最凶のやり込みシミュレーションRPG」のキャッチコピーで有名になったシリーズです。
そのやり込みの要素は凄まじく、レベルの最大は9999・ステータスやダメージは億の単位に突入する等、そのやり込みへの情熱は今なお並び立つ者が無い程徹底されています。
そのあまりのやり込み要素の多さから、ファンからは「ストーリークリアまでがチュートリアル」と言われるほど。
軽めのノリのストーリーやキャラクターも魅力。ギャグもパロディーも豊富・メタ要素もドンと来いと言った感じで、どこかで見た様な技やキャラやセリフが盛り沢山。アニメやコミックを見た事がある人なら思わず「フフッ」となってしまう場面がいくつもあります。
主人公一行は【悪魔】と呼ばれる人間とは異なる価値観・考え方をもった種族で「力こそ正義」「愛など要らぬ」「悪いことサイコー」な中々ヒャッハーな連中です。
そんな連中のワイワイ珍道中がメインストーリになるのですが、彼らの過去や覚悟を中心に熱い展開や感動のシーンもあり、決してギャグ一辺倒ではありません。
クリア後やDLCで過去作品のキャラクターが登場するのも定番なのでお気に入りのキャラがいれば続編も何倍も楽しめます
実は昔初代がアニメ化されてました。
『ディスガイア6』を簡単に解説
- 自分と相手のターンに分かれてマス目状のマップ上を移動して行動を選ぶ「 シュミレーションRPG」と呼ばれるジャンル
- レベル9999とか攻撃力何十億とか今までのゲームの限界を突破したようなキャラクター育成が出来る
- 好きなキャラを自分で作って好きな様に育てる事が出来る自由度の高さも売り
- 「育成」の部分に関して自由度が尋常では無く、キャラクターはもちろん武器や防具さらには回復アイテムに至るまで何でも自由に成長させる事が出来る
- AIを自分で作っ思い通りのオート戦闘ができる上に最大20倍速戦闘やオート周回機能等、過去作で面倒だった繰り返し作業が驚くほど簡単に
- 個性的すぎる魅力あふれるキャラクター達がおりなす、ギャグもパロディーも盛りだくさんお約束満載だけど心に響くストーリー
一言でまとめると、あらゆる方法で作業を繰り返してめっちゃ強くなって行く自分のお気に入りキャラを見てニマニマするゲームです。
6から初めても大丈夫?
A、全く問題ありません、むしろシステムが一番新しい6から始めた方が良いかも
ストーリ部分は過去作との繋がりは一切無いので安心してください。
クリア後にシリーズ定番の過去作キャラの登場が有りますが、登場したゲストが「初めまして」ってレベルで終わるので特に違和感は無いと思います。
「なんかこいつ気になるなー」と思ったら登場作品を遊んでみて下さい。きっと推しキャラになるはずです。
過去作ではオート要素が一切無い等システム的に少し古臭い感じがするかもしれませんが、基本部分は同じなので過去作も十分楽しめると思います。
『ディスガイア6』の面白いポイントを解説
キャラクターが2Dから3Dに変更!
戦闘中のキャラクターがアニメ調2Dから3Dモデリングに変わった為、今までのような汎用モーションを組み合わせて作った戦闘アニメーションでは無く、違和感の無い動きで戦闘中に動き回る様になりました。
自動戦闘・オート周回で放置育成が可能!
元々ソーシャルゲームの様に繰り返し作業が多いゲームだったのですが、今作から導入されたオートモードのお陰で作業部分はAIに任せる事が出来る様になりました。
さらに個人的に嬉しいのがアイテム界絡みのシステムを自動化できる所。ソシャゲーで言う「委託」のイメージでしょうか?
もちろん自分で潜った方が色々特典が多いのですが、どうでもいいアイテムをイノセント集めとかでチョロっと潜りたい時とか、ちょっと面倒だったのですがこれで解消されました。
この辺りは、ディスガイアRPGで得たソシャゲーのノウハウが生かされてるっぽい気がします。
オート戦闘で使用するAIを自分で設計することが出来る!
【魔心(ましん)】と呼ばれるパネルに命令をはめ込みAIを作ります。
イメージとしてはFF12のガンビット、マイナー所ならカルネージハート。
まるでプログラミングの様にかなり細かく設定でき「どんな時?」「誰に?」「何を?」をYES or NO のフローチャートで設定できます。
例えば炎が苦手な敵には炎を使って、魔法使いが居るなら最優先で狙ったり。
上手く設定出来れば味方の使う技から狙う敵までほぼ制御可能になりました。
面倒なら初期設定のままでもクリアには困りません。
従来作品と比べてレベルやステータスがぶっ飛んでいる!
今までだと初期ステータスが10~100とかで他のゲームと比べてもあまりパっとしない雰囲気でしたが、本作ではLv1の時点でステータスが2万とか有ってビックリします。
初期装備でも攻撃力が2~3000とかなりインフレしています。
これならLv1でも万単位のダメージのやり取りが出来るので、最初からお手軽に「ディスガイア」らしい雰囲気で戦闘できる素晴らしい演出だと思いました。
本作のLvを1/10・ステータスを 1/100 で計算すると従来作品のステータスをイメージしやすいと思います(本作ではイノセントのステータスUP量が数値×100のため)
経験値の取得方法が変更され、より育成に便利に!
経験値取得が従来の「敵を倒したキャラクターのみ」から「戦闘終了後に出撃した全員で取得」に変更されていて、出撃さえすれば何もしなくても経験値が入り同時育成がとっても簡単になりました。
なんとイノセントとかの経験値増加効果等も全体で受ける事が出来ます。
1チーム10名を簡単に同時育成出来るのはファンからすれば驚くべき進化です。
『ディスガイア6』の気になるポイントを解説
武器技の削除による育成自由度の低下
2Dから3Dに変更した為なのか、今作では過去作で誰でも覚える事が出来た「一文字スラッシュ」とか「魔拳ビッグバン」等の武器毎の技が無くなりました。
一部がキャラ固有技として続投しているものの当然他のキャラに転生すると使えなくなってしまいます。
固有技はキャラ毎に固定なので、特に戦士系のキャラは使えるキャラと使えないキャラの差が出やすくなってしまったのが残念なポイントです。
過去作では出来た「拳を極めた魔法使い」みたいな自由なキャラ育成は6では出来なくなってしまいました。
一応ひと手間かかりますが魔法は自由に覚えさせる事が出来るので、使いやすい技が少ないキャラは魔法で補えば全く使えないと言うほどでは無いのですがイメージに合わない場面も・・・。
画質を上げるとザラザラとした処理落ちが発生する
まだ3Dのシステムに慣れていないのでしょうか?デフォルトの画質設定だとザラついた処理落ちが発生します。
グラフィックがややぼやけた感じになりますが、オプションで画質を【処理速度優先】に変更すれば処理落ちは無くなりますのゲーム初めに変更する事をオススメします。
超転生が従来の転生システムとほとんど変わらない
6のキーワードになっている「超転生」ですが、特別なのはあくまでストーリー上での話で、システム的にはいつもの強くてLv1になる転生と変わりません。
一応今までと違い基礎ステータスが下がらない様になってたり転生専用魔ビリティを取得できたりしますが、ストーリーほどの特別感には今一歩押しが弱い感じです。
【番外編】switchで出来る過去作品一覧
今からでも始めやすいswitch版をまとめてみました。
6のDLCでも登場するキャラクターが沢山居るので、気になったら是非過去作も遊んでみて下さい。
記念すべき第1作目のリメイクバージョン
6の後日談でも出演しますので、気になるキャラが居たらプレイしてみると面白いかも
主な登場キャラ
- ラハール
- エトナ
- フロン
- 中ボス
PS3で出た第4作目のリメイクバージョン
個人的に一番のオススメ
主な登場キャラ
- ヴァルバトーゼ
- フェンリッヒ
- フーカ
- デスコ
- アルティナ
- アクターレ
前作、switch・PS4で発売中
何故か中古品でも値段が下がらないので、あまり安くは買えないかも?
主な登場キャラクター
- キリア
- セラフィーヌ
- ウサリア
- レッドマグナス
- クリスト
- ゼロッケン
感想まとめ
80点:実験的な変更点は多いものの遊びやすさは格段に向上した意欲作
色々変更されて始めこそ少し戸惑った部分が有りますが、やっぱりディスガイアは面白いです。今まで出来ていた事はほとんど出来るのでファンの人も満足出来るでしょう。
オートで放置育成を前提に作られているので、作業部分を全部ぶん投げられるのがとても良い感じです。
作業が楽しくない訳ではないですし、目標を達成した時の達成感はスゴイのですが、同じステージで同じ操作を何百回~何千回と繰り返すのはシンドイ時も有ります。
そのあたりの作業感を良い感じで払拭してくれている革新的な変更ではないでしょうか?
残念な部分はやはり武器技の削除でしょうか。
固有技だけだとやっぱり少し地味なんですよね。育成的な意味でも演出的な意味でも。
あの技が欲しいから転生繰り返して技集めて最強目指すってのが無いんですよ。
単純に技数が減るので戦闘アニメも数が減りますし・・・
恐らく3D変更に伴う技術的な問題だと思うので次回作はきっと復活してくれると信じてます。
色々変更点が多い作品でしたがしっかり最凶やり込みゲーのディスガイアでした。
やればやるほど新しい目標が出来るので本当に辞め時が見つからない時間泥棒なゲームです。
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