有翼のフロイライン Wing of Darkness プレイ評価・レビュー

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有翼のフロイライン Wing of Darkness

 
  簡単まとめ★評価  
  難易度
★★★  
ノーマル難易度はかなり簡単
ストーリー ★★★★
後半は説明不足+超展開で付いていけない
操作感
★★★★
簡単操作でスピード感抜群の空戦が出来る
やりこみ要素
★★★★
クリアするとスコアアタックくらいしかやる事が無い
オススメ度 ★★★★★
ロボゲー好きならオススメ
 
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基本情報

公式サイト https://www.exabilities.com/yuyoku-f-jp
ジャンル ハイスピード3Dシューティング
発売日 2021年6月3日 
対応機種 【Switch】【PS4】【PC】
メーカー Prodaction Exabilities (プロダクション・イグザビリティーズ)
プレイ人数 1人
CERO A(全年齢対象)

『有翼のフロイライン』を簡単に紹介

  • 「メカ×少女」の3Dシューティング
  • カッコよさにこだわった簡単操作で爽快感抜群な戦闘
  • 選べる難易度は4段階、初心者から上級者まで楽しめる
  • 武装の変更でガラリと変わる操作感
  • ストーリーの基本は未知の敵との戦争&ガールミーツガール
  • ストーリーは未完(?)次回作を臭わせる作り

ゲームシステム

戦闘操作

・戦闘は良く有る3Dロボット物の操作感覚

・HP(シールド)は自動回復、ダッシュに使うエネルギーも自動で回復します。

・カメラは360度自由に動かせます。

・空中戦の有るロボット物よろしくカメラに対して前後左右に動けるので、例えば地上に向けて前を押せば地上に向けて進み・後ろを押せば空側に後退します。

・ZLでダッシュ 出始めにスローモーションの演出が入るので弾を避けやすくなります。

・Rスティック押し込み敵にロックオン 敵味方が超高速で動くので使わないと厳しいです。

残弾数はゲージ式、時間経過で自動回復しリロード動作は有りません。

バランス良く使えば弾切れはおこらず、この辺はまさにシューティングゲームだと思えます。

・ZRで射撃 プライマリorセカンダリ(後述)

・Xで武装の切り替え プライマリ↔セカンダリ(後述)

・R長押しで肩部兵器のロックオンサイトが表示され範囲内複数ロックオン開始、放すとターゲットに攻撃

・高速戦をサポートするための予測射撃地点が表示されるので、表示される円の中を狙って攻撃をすれば大体命中します。

武器選択

ステージ開始前に武装の選択が可能、変更箇所は3か所。

  • プライマリ(手持ち武器)(マシンガン ショットガン スナイパーライフル 誘導マシンガン)連射性とリロード速度に優れ小回りの利く武器カテゴリー。
  • セカンダリ(背部武器)(滑空砲 ロケットランチャー ガトリングガン)ややリロード速度が遅いが、プライマリーよりも威力に優れる武器カテゴリー。
  • ターシャリ(肩部ロックオン兵器)(ミサイル 対艦ミサイル 誘導レーザー)マルチロックオンが可能な対多数用の武器カテゴリー。

最初から全部使えますが、ストーリー進行で追加する武器はありません。

ストーリー

謎の敵性体に襲われ常に戦いの中にある世界。唯一対抗できる、パワードスーツに適性の有る少女「フロイライン」として軍にスカウトされた主人公。仲間との交流を深めながら謎の敵と戦い日々を生き抜いていくストーリー。

ストーリはフルボイスで主人公とパートナーの独白と言う形で進行。内容は主に二人の交流を描く「ガール・ミーツ・ガール」といった感じです。

簡単操作で爽快感にこだわったハイスピードシューティングが体験できる

戦闘部分を一言でいえば「とにかくカッコいい」

ダッシュはかなり高速で動けるので移動・回避に不自由は無し。

お互いに高速で動き回るので敵が一瞬で画面から消える場面も多いけど、ロックオン機能が有るのでサイティングも楽々。それでいながらある程度狙う操作も必要なのでちゃんとシューティングしてる感が得られます。

シューティングゲームらしくほぼ弾切れ知らずで撃ちまくれるのでストレスは一切無し。シールド(HP)もダッシュエネルギーも弾もかなり高速で回復するので、変に焦ったり気を散らす要素が無く爽快感はかなりの物です。

一見難しそうな高速戦闘をシステム周りでフォローする事でストレス無く操作ができる様に配慮されているのを感じます。

ロボゲーアクションが好きな人ならかなり「俺カッケー」状態になるのではないかと。

「音」が本当に盛り上がる

恐らくこのゲームで一番こだわっているのはの部分。

実弾らしい重い発砲音、被弾した時の「ガキィン」と直感に訴える金属音、空戦を意識したテクノ調のBGM、状況に応じて程よくしゃべる自機、たまに褒めてくれる僚機

戦闘中に流れる音の全てがシステムに噛み合っていて非常に盛り上がり、本作の「カッコよさ」へのこだわりは相当な物で有る事が伺えます。

『有翼のフロイライン』の気になるポイントを解説

全体的にボリューム不足

全6章仕立て、つまり戦闘は6ステージ分しか在りません。

ステージシチュエーションの少なさに加えてルート分岐や育成要素は無し、やり込み要素はスコアアタックだけと言う変な所でシューティングゲームらしい潔さです。

武装の変更は有るとは言え、流石にクリアした後に何度も繰り返して遊び続けるのは難しいかもしれません。

ストーリーが現状では意味不明

ボリューム不足に繋がる問題ですがストーリーが薄っぺらで盛り上がりに欠けます。

前半~中盤は部隊の皆が家族の様に絆を深めていく様子が語られて徐々に盛り上がって行くのですが、後半になるとその辺りを全部ぶん投げて、主人公が暴走する急展開+説明ゼロで訳が分かりません。

冒頭で語られてたフロイラインのデメリットって何?敵はどんな存在なの?そもそも主人公はどういう状態だったの?・・・等々

それっぽく臭わせるだけで一つも説明がないまま、何処かで見た中二展開、結局何も分からないままの投げっぱなしENDです。

次回作が有ればその辺が語られるのでしょうか?

感想まとめ

50点:ボリューム不足を始め色々粗は目立つ物の、戦闘部分はかなり面白い

戦闘がとにかく格好良くて気持ちが良い。

ストレスの無い操作で超高速戦闘、それを彩る素晴らしい音の数々。

最近めっきり減ったロボット物アクション欲を十分満たしてくれます。

体力の自動回復がとても早く優秀なロックオン機能も有るのでノーマル以下の難易度なら3Dシューティング初心者の方でも気軽にプレイできますし、経験者ならハードを選択すれば回復が遅くなり敵の攻撃もシビアになるので中々やりごたえが出てきます。

ただどうしても気になるのが全体的なボリューム不足感。

全6章仕立て、1章の流れは

  1. ストーリーパート(主人公の独白)
  2. 戦闘パート
  3. ストーリーパート(パートナーの独白)

戦闘シチュエーションが少なすぎるのはもちろん、ストーリ面も主人公達が見た部分しか描かれないので世界観を描き切るには全く足りていません。

例えるなら3部作映画の第1部を見終わった様な感じでしょうか。

戦闘シーンはド派手で見ごたえ有るけどストーリは伏線ばら撒くだけで終了。

アレもう終わり?つまりどういう事?次回作で判るのかな?って感じでスッキリしない感じです。

この未完成感が色々な所で低評価を付けられている原因でしょう。

あえて他作品のイメージを借りるなら

【ストライクウィッチーズ】の世界観

【デモンエクスマキナ】の操作感

【エースコンバット】の雰囲気 

【劇場版エヴァンゲリオン】の三部作感

インディーズゲーと言う事で色々と荒が多いのは仕方がない部分ですが、戦闘の爽快感にこだわって作られたのが良く伝わって来る作品だと思います。

計2時間位でEDに到達できるので、気軽にサクっと高速シューティングがやってみたいなら是非プレイしてみて下さい。

限定版も発売

  • フルコーラスのオープニング、エンディング楽曲等が入ったオリジナルサウンドトラック
  • 2人の主人公の日常を描くオリジナルボイスドラマ
  • 設定資料集の載ったビジュアルファンブック
  • 部隊章をモチーフとしたワッペンやピンバッチ

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