ファルコニア ウォリアー エディション プレイ評価・レビュー

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ファルコニア(THE FALCONEER) ウォーリアーエディションプレミアムパック

The Falconeer © 2021 Tomas Sala. Published by Wired Productions Ltd and developed by Tomas Sala. The Falconeer and The Falconeer logo are trademarks of Tomas Sala. All rights reserved. Published and distributed by 3goo K.K. in Japan.

 
  簡単まとめ★評価  
  むずかしさ
★★★  
敵が強く結構簡単にやられる
ストーリー ★★★
主人公が頻繁に変わって良く分からない
操作感
★★★★
思った通りの操作がしづらい
やりこみ要素
★★★
マップは広いめだけどやる事は少ない
オススメ度 ★★★★
面白そうな要素を生かし切れていないガッカリゲー
 

 

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基本情報

公式サイト ファルコニア ウォリアーエディション – www.3goo.co.jp
ジャンル オープンワールフライトシューティング
発売日 2021年8月5日 
対応機種 【Switch】【PS4・PS5】
メーカー 3goo
プレイ人数 1人
CERO B(12才以上対象)

『ファルコニア』がどんなゲームか簡単に紹介

  • あの『スカイリム』の有名MOD制作者が手掛けたフライトシューティングゲーム
  • 海の上を舞台にした広大なオープンワールドをファルコンやドラゴンと言った飛行生物に乗って戦うファンタジーな『エースコンバット』風シューティング
  • 戦闘は機銃メインのドッグファイト。爆弾やミサイル(ロックオン誘導武器)も使用可能
  • レベルや装備変更も有るのである程度自分好みのカスタマイズが出来る

『ファルコニア』の面白いポイントを解説

独特な世界観

自機がファルコン又はドラゴンと言う「生物」なのがポイントです。

生物なので当然飛行機の様に銃や爆弾を搭載出来る訳ありませんが、その辺を上手い事設定できています。

他のシューティングゲームで言う機銃部分は乗っている人間の装備で、ミサイルは魔法で、爆撃部分は海に浮いているタル爆弾を後ろ脚でつかみ上げ目標の上から放り投げる事で爆撃。
生物の利点を生かしながらちゃんと空戦ができるようになっています。

更に面白い事に急降下して海面に突っ込めば足にお魚を捕まえて、掴んだ魚を好きなタイミングで食べて体力を回復できたりするのは自機が生物だからこそ。
クエストで依頼される荷物なんかも後ろ脚で掴んで運搬します。

弾の補充も雷雲に突っ込んでいって雷エネルギーを吸収するという独特な設定で、そんな高エネルギーが詰まったマガジンに敵の弾が当たれば大爆発すると言うオマケ付きです。

敵も中々バリエーションに富んでいてファルコン・ドラゴンはもちろん軍艦、飛行船、さらにはダライアスに出てきそうな海洋生物(ぽいの)まで様々です。

この独特な世界観は他のゲームにはありません。

読み込みが凄まじく速い

このゲーム、ロード・読み込み関係は特筆すべきスピードです。

特にファストトラベルのロード速度は尋常では無く、選択⇒暗転⇒即町の上なほど。

オープンワールドあるあるの長い読み込みが一切無く、処理落ちやバグもほぼ無い点は優秀かと。

(読み込む物がほとんど無いとか言ってはいけない)

『ファルコニア』の気になるポイントを解説

操作性に問題あり

ハッキリ言って操作性はかなり良くありません。

独特の操作感と言ってしまえば聞こえは良いのですが、こちらの意に反した挙動が頻発するので操作していてかなりストレスが溜まります。

例えば「加速と急旋回が同じボタン」「減速と急降下が同じボタン」なので速度を調節しながら敵の後ろを取ろうとすると急に90度ターンや急降下が暴発してしまいます。
慣れの問題と思うかもしれませんが戦闘機動の必須操作がかぶっているので最初から最後までこの暴発には苦労する事になります。

また、自機が壁等の障害物にに近づくと衝突を避けようとするためなのかかなりキツメにハジかれます。(衝突してもダメージは無し)
面倒な事にハジかれ判定の範囲がかなり広く、障害物からかなり距離を取らないと意図しない方向にぶっ飛ばされて操作に深刻な影響がでます。
本作にも制限時間内にチェックポイント(輪っか)通過するミニゲームが有るのですが、結構ギリギリな操作を要求されるにも関わらず、急に発生する衝突回避機能の所為で妙な方向に飛ばされて失敗なんて理不尽な場面が何度もありました。

下手に衝突回避機能なんてつけず、もっと当たり判定をシビアにして壁に当たったらダメージ位のほうが納得のいく操作感になったと思います。

なぜか操作を止めて少しすると勝手に左右にふらつくので、目的地に方向を合わせて放置も出来ず、何もない海を見ながら入力し続けないといけないのも結構辛いです。

チュートリアルが無く物凄い説明不足

ユーザーインターフェイスが独特ですぎてかなり使いづらいのにほとんど説明がされません。

装備の変え方とかクエストの受け方とか許可証の使い方とか、結構重要だと思える部分も説明スルー。

武器、弾薬、ステータス、アイテム、この辺りは全部町のショップ画面でしか確認が出来ないし、その説明も無し。

今時アイテム画面もステータス画面も自由に開く事が出来ないのはどういう事でしょう?

あまりの説明不足にクリアした今でも弾の過充電のデメリットとかサッパリです。

これは本当にオープンワールド?

オープンワールドを謡ってはいますが、ぽつぽつと有る小島(町)に寄ってクエストを受けて、だだっ広い海の上を目的地まで飛んでちょっとした戦闘を挟んで終わりの繰り返し。
ストーリーも何も無く、これでは移動が面倒なだけで盛り上がりなんてありません。

さらに悪い事に、常に周りが霧がかっていて遠くが全く見えません

その所為でミニマップ頼りの探索になってしまい、「遠くに見えるアレは何だろう?行ってみよう!」と言ったオープンワールドに重要な冒険心が全く刺激されません。

これ本当にオープンワールドなのだろうか?

感想まとめ

30点:面白そうな要素は沢山有るのにほとんど生かせていないガッカリゲー

一応クリアできましたが『オープンワールドの広大なマップで自由に空を飛べる』を期待していたらガッカリします。

まず操作感が良くありません。

一般的はフライトシューティングの快適な操縦を想像しているとかなりストレスが溜まります。

加速しながらスティックを左右にちょっと動かしただけで90度くらいブンブン急旋回されたら、敵は見失うし正直酔います。減速しながらちょっと下を向くと海面まで急降下。

敵はかなり素早いのでコレでは満足に戦えません。
加速・減速を駆使したドッグファイトがやりずらいというのは、この手のゲームでは致命的です。

売りのはずのオープンワールド要素が完全に死んでいるもガッカリポイント。

ぽつぽつと小島や建造物が有る位で全く景色に変化の無い海の上をボケーっと目的地に向かって飛んでるだけで、オープンワールドで重要な「探索」「発見」のドキドキ感が全くありません。
もっと天空都市とか巨大樹とか断崖の山々とか、ファルコンとかドラゴンに乗って冒険してみたい景色は有ったと思いますが…。パッケージの裏に書いてある「深い海の底」「空の果て」なんて無かった。

ストーリーも微妙翻訳かつ中身スッカスカな上、ただのお使いばかりしかないので没入感がゼロ。
結論だけ言えばストーリーは未完。「俺たちの戦いはこれからだ!」ENDで打ち切りです。

悪い所は目立ちますが、オープンワールド+飛行生物+フライトシューティングという独特なテーマは他に中々ありませんし、バグやエラー落ちは無かったのでなんだかんだクリアまで遊べるゲームになっています。

4000円以上してこの出来ではちょっとオススメはできませが、1500円位なら珍しいテーマのインディーズゲームと言う事でプレイを検討してみるのも有りかもしれません。

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