ポケモンレジェンズ アルセウス(Pokémon LEGENDS アルセウス)
©2022 Pokémon. ©1995-2022 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc
簡単まとめ★評価 | |
むずかしさ |
★★★★★ |
ボスがちょっとむずかしい | |
ストーリー | ★★★★★ |
ポケモンがともだちじゃない、ちょっとオトナなおはなし | |
うごかしやすさ |
★★★★★ |
いどうがおそくてちょっとたいへん | |
やりこみ |
★★★★★ |
ずかんをかんせいさせるだけでもけっこうたいへん | |
オススメ度 | ★★★★★ |
すごくいいゲーム | |
基本情報
公式サイト | トップページ | 『Pokémon LEGENDS アルセウス』公式サイト (pokemon.co.jp) |
ジャンル | アクションRPG |
発売日 | 2022年1月28日 |
対応機種 | 【Switch】 |
メーカー | 販売:任天堂 発売:株式会社ポケモン 制作:ゲームフリーク |
プレイ人数 | 1人 |
CERO | A(全年齢対象) |
『ポケモンアルセウス』がどんなゲームなのか簡単に紹介
- ダイパと同じシンオウ地方の過去の世界が冒険の舞台で、まだポケモンが「友達」では無く「自然の驚異」としてどうやって向き合えばいいのかを考えている時代のお話
- アクション要素が追加されポケモンバトルをしなくても捕獲が可能
- もちろん今までのポケモンバトルもできる
- 広いオープンワールド風のマップを自由に探索できる
- ポケモンの種類は全部で242匹
- 厳選をしなくてもいいシステムに変更
ゲームシステム
ストーリー
ダイパと同じシンオウ地方の昔の世界が冒険の舞台
まだポケモンが「友達」では無く「自然の驚異」としてどうやって向き合えばいいのかを考えている時代のお話。
そんな世界に突然主人公が落ちてきた所から物語がはじまります。
いままでの勧善懲悪なストーリーとは少し変わって、自然との向き合い方をテーマにしたポケモンは少しオトナな感じのストーリになっています。
アクション
アルセウスではアクション要素が追加されましたが、操作は簡単で覚える事は5つだけ
- 自由に歩き回れる
- 投げるアイテムを選ぶ
- 選んだアイテムを狙った場所に投げる
- しゃがんで見つかりにくくする
- 攻撃が来たら回避
ポケモンを捕まえる時、自分で狙ったところにボールをなげます。
ポケモンに見つかって警戒されてしまうとボールに入らなくなってしまいますが、そうなったらポケモンバトルでいつも通り戦えばOK。
しゃがんで草ムラに隠れれば見つかりにくくなるので、コッソリ後ろからボールを投げやすくなります。
後ろからボールを当てるといつもよりつかまえやすくなるステルスアクショみたいな所もあります
当然敵も攻撃してきますが、敵の攻撃はかなりこっちを追いかけてきます。
そこで役に立つのが「回避」
回避中は完全無敵で無敵時間もかなり長いので思っていたより簡単に攻撃を避ける事ができます。
ダメージを受けすぎてやられてしまうと持っていた道具を少し落として村にもどされてしまいます。
バトル
相手にポケモンが入ったボールを投げるといつものポケモンバトル開始。「きみにきめた!」
新要素しんようそ「早業はやわざ」「力業ちからわざ」
レベルが上がると技を強化できるようになります。LRボタンでいつでも切り替え可能。
技の威力が強くなるけど次の行動が遅くなる「力技」
逆に威力が弱くなるけど次の行動が速くなる「早業」
アルセウスでは今までとは違い2回連続でターンが回って来る事があるので、行動の順番を調節できる業システムは使いこなせば強力な要素になっています。
ポケモンずかん
アルセウスのポケモン図鑑はポケモンを捕まえただけでは登録されません。
「タスク」と呼ばれるポケモン毎に決まったミッションを達成して研究レベルを上げると、初めて図鑑に登録されます。
アルセウスではトレーナーはいないので、ポケモンを捕まえたりタスクを達成することでお金を手に入れる事になります。
ポケモンライド
広いポケモンワールドを探検するのにとても便利な「乗れるポケモン」
色んな能力で探検を助けてくれます。
オドシシライド
「ダッシュ」と「ジャンプ」で地上を高速移動。今までの自転車と同じでかなり早い。
ガチグマライド
「ダウジング」で見えないアイテムを見つける。
イダイトウライド
「水上移動」「ダッシュ」「2段ジャンプ」今回のなみのり枠でかなり早い。
オオニューラライド
「壁登り」の専門家。どんなに高い壁でも登っていける。
ウォーグルライド
そらをとぶ。実際は上に飛べない「滑空」なのでゆっくりと下に落ちていく。
『ポケモンアルセウス』のおもしろいポイントをしょうかい
今までのポケモン+アクションで2倍楽しめる新しいポケモンワールド
アルセウスは自由に動きながらモンスターボールを投げてポケモンを捕獲できるアクションと、今までと同じポケモンバトルができるRPGが合体した、全く新しいポケモン。
アクションだけでも進めるし、アクションゲームが苦手ならいつものポケモンバトルでも大丈夫。
アクションとRPGの比率は7:3くらいで、いつものポケモンバトルをしなければいけないのはイベントのトレーナー戦くらいです。それ以外の時はボス戦ですらポケモンバトルをしないで勝つ事ができます。
ポケモンをゲットできれば経験値が全員貰えるので、「アクションばっかりやっててポケモンが育ってないよ~」なんて事にはなりません。好きな時にいつものポケモンバトルに切り替えて進めます。
アクションが苦手な人は、すこし簡単になる「おまもり」も有るので心配しなくても大丈夫です。
- やられてしまってもアイテムを落としにくくなるおまもり
- 受けるダメージを減らすおまもり
- マヒなど操作がやりにくくなる状態にならないおまもり
とりあえずボスと戦かう前にダメージを減らすおまもりを何個か買っておけば簡単にはやられません。
広いマップをどこまでも!どこにでも行けるポケモンライド
アルセウスではものすごく広い世界を自由に探検する事ができます。
最初は歩きは遅いし坂も上れない、水に入ればすぐ溺れてしまうと散々です。
ですが物語をすすめてポケモンライドができるようになると、どんどんできること・行ける場所が増えて最後は見える場所ならどこでも行けるようになってとても快適。
新しく行ける場所が増える度に、新しいポケモンや新発見があるのでつい色んな寄り道してしまいます。
「厳選げんせんいらず!」どんなポケモンでも最高の能力にできる
アルセウスでは「ガンバレベル」を上げることで、どんなポケモンでも絶対に最強の能力になります。今までのように、同じポケモンなのに「なんかつよい」「なんかよわい」が無くなったので好きな時に好きなポケモンを育てて良くなりました。
今までで言う「努力値」と「個体値」が廃止され「ガンバレベル」に統合されました。
つまり同じポケモンならレベルとガンバレベルが同じなら全く同じステータスになります。性格もハーブで変えられるので捕まえたポケモンをそのまま育てても不利になる事は無くなりました。
アルセウスにはメタモンと育て屋さんが登場しないので、厳選自体ができなくなりました。
どんなポケモンでも厳選いらずで【6V HABCDS256】の最強能力値に出来る と言えば判る人には判ると思います。
ただし、剣盾とかに送ると努力値ゼロ&個体値(ガンバレベル)初期の状態に調整されてしまうので注意が必要です。
『ポケモンアルセウス』のダメなぶぶんをしょうかい
ポケモンがまるで道具のような扱い
ちょっと気になったのが、今までと比べてポケモンの扱いに愛情が感じにくくなった所
「ポケモンを捕まえたらお金がもらえる」「ポケモンを逃がさないとガンバリのすながほとんど手に入らない」ので、強くなるためには欲しくも無いポケモンをただただ大量に捕まえなければいけません。
主人公は調査隊の一人なのでしょうがないと思いますが、お金の為にポケモンを乱獲する様子はただの仕事です。ポケモンが好きな人にはツライかも。
町の人もかなり気軽にポケモンを渡すように言ってきます。
「畑を増やしたいからポケモンを頂戴?」「あのポケモンが欲しいから捕まえてきて」
もちろん渡したポケモンはもう戻って来ません。
そういう時代を現したかったのかもしれませんが、まるで家畜のような扱いなのはポケモンファンとしていいと思えません。
技マシンが無いので色んな技が無くなってる
過去の話なのでしょうがないけど、技マシンが無いので技が少なくなっています。
技教え屋さんがあるので色々な技は使えるのですが、どうしても不利になってしまうタイプもあります。
例を挙げると
とくこう水タイプ技は「なみのり」が無くなってしまったので命中不安の「ハイドロポンプ」か弱い「みずのはどう」しかない。
こうげき地面タイプ技は「じしん」が無くなってしまったので低威力の「じならし」が有力技。
「じならし」しかできないガブリアスはちょっとカッコ悪いかなぁ・・・
感想まとめ
90点:新しい形のポケモンワールドを作った意欲作でありながら素晴らしい完成度の高さ。
今までと違うアクション重視のポケモンと言う事で、若干気後れしていましたが、いざ蓋を開けて見れば剣盾のワイルドエリアを更に発展させた素敵なポケモンワールドでした。
アクションとRPG、どちらかだけでも先に進める難易度調子は絶妙でRPGのポケモンが難しいくらいの子供でもなんだかんだ先に進めていました。
今までのRPGポケモンと比べると厳選要素の削除や、ツリー(タワー)の様なエンドコンテンツが無いので、がっつりポケモン育成がやりたい人にはちょっと物足りないかもしれません。
ちょっと毛色が変わってしまったように感じますが、基本は今までと同じポケモンです。
RPGのポケモンがやりたかったという人でも十分に楽しめる作品になっているので、アクション要素だけで判断するのは勿体無い出来です。
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