ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS
簡単まとめ★評価 | |
難易度 |
★★★★★ |
かなり簡単、シリーズの中でも一番簡単 | |
ストーリー | ★★★★★ |
軽めなノリながらしっかりEDF | |
操作感 |
★★★★★ |
全体的に操作にクセの強いキャラが多い | |
やりこみ要素 |
★★★★★ |
キャラクターの収集と育成がどこまでも終わらない | |
オススメ度 | ★★★★★ |
やや人を選ぶ良ゲー | |
基本情報
公式サイト | ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS (d3p.co.jp) |
ジャンル | 3Dアクション |
発売日 | 2020年12月24日 |
対応機種 | 【Switch】【PS4】【PC】 |
メーカー | D3 PUBLISHER・SANDLOT(サンドロット)・YUKE’S(ユークス) |
プレイ人数 | 1人(オンライン2~4人) |
CERO | B(12齢以上対象) |
『デジボク地球防衛軍』を簡単に紹介
- 通称:EDF
- 2003年にPS2で同社から発売された『SIMPLE2000 THE地球防衛軍』がシリーズの始まり。
- ゲームはTPS(サード・パーソン・シューティング)操作キャラの後ろ姿が見えて画面中央に照準が有るタイプのアクションシューティングゲーム。
- 敵宇宙人の送り込んでくる巨大なアリ・クモ・ハチ・ロボット・円盤・怪獣がものすごい数でワラワラ迫って来る。
- 武器は弾切れ無し、リロードに時間が掛かるけど撃ち放題のバラ撒き放題。
- ネタもロマンも盛り沢山。
- EDFである意味有名な処理落ちは今作でも健在。限界に挑戦し続ける開発陣の美学みたいな物なのでしょうがない。
- そんなEDFのグラフィックが一新!マイクラみたいにブロックで構成されたボクセルで作られた世界観に。
虫苦手なんだけど大丈夫?
A、今回に限っては大丈夫です。
私くろけしも虫が全然ダメで虫ポケモンですらゾワゾワするのが居るレベルですが、今回のプレイ中にはそんな事は有りませんでした。
今作で主に出て来る敵は「アリ」「クモ」「ハチ」(っぽいの)
過去作だと かな~りリアルでアップになる度鳥肌が立っていましたが、
今回は敵がレゴっぽいブロックで作られているので、虫っていうよりオモチャです。
なんならクモっぽいのがジャンプする度に「ポイ~ン」と可愛らしい音すら鳴るので、過去作でトラウマになった人ですら笑いながらプレイできると思います。
そもそもプレイ中は敵を倒すのに忙しくてそんな気にすらならないかと。
ただとにかく【大量】に迫って来るのでワラワラゾロゾロ系が苦手な人は厳しいかもしれません。
過去作をプレイして無くても大丈夫?
A、お祭りゲームなので過去作ネタは多いですが、ストーリ的には何の問題もありません。
ストーリー部分は完全にパラレルなのですが一応過去作のED後っぽい世界ではあります。なので一部の隊員が敵の情報を知っていたり、英雄(各作品のプレイヤー)の話題がチョロっと出てきたりしますがその程度です。
ただ武器やセリフ等の小ネタの方はEDFお約束ネタも多いので、気になる場合はwikiを覗いてみると良いかもしれません。
『デジボク地球防衛軍』の面白いポイントを解説
グラフィックが一新され、ブロックで作られたボクセル世界へ
引用元:ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS (d3p.co.jp)
『デジボク』でまず目に付くのがココ。
マイクラの様なレゴブロックの世界より、もう少し細かいナノブロックで作られた様な感じの世界です。
リアル路線と比べて一見大雑把になったように見えますが、敵も味方もリアル路線の頃の動きがしかっり再現されていて、EDFの世界観やゲーム性を損なうものではありませんでした。(そもそも元から割と大雑把だった様な・・・)
ブロック世界になって一番うれしかったのが「虫が気持ち悪くない」ホントこれです。
今まではゲームとしてはとても面白いのに割とリアルな虫型の敵が本当にキツかった・・・
これが完全に無くなってます。クモなんて「ぽい~ん」で可愛いと思えるくらいです。
歴代EDF兵科+各国ご当地キャラが使用可能なお祭り状態!
引用元:ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS (d3p.co.jp)
色々なキャラが出ますが歴代EDF総出演へのこだわりは凄まじいです。
陸戦兵だけでも1~5・2p・IA・IRの8種類!
当然ウィング系・フェンサー系・レイダー系も完全収録!
「ほぼ同じキャラばっかでどうすんだよ!」って方も居ると思いますがご安心下さい。
例えば陸戦兵ならほぼ全員ローリング回避がアビリティーになりますが、
敵を倒してゲージを貯める必殺技が違います。
陸戦2pなら ジェノサイド砲なるトンデモバズーカをぶちかまし
陸戦3なら アシッドガントルネードなる短距離全方位攻撃をバラ撒き
陸戦5なら リバースシュータなる回復銃を使用します。
それ以外にも移動速度や使用可能武器が違ったりしいて、使ってみると全く別のキャラになっていてとっても面白いです。
今作オリジナルとして各国の特徴をふんだんにネタにした、ご当地隊員(ブラザー)もいます。
例えば日本なら瞬間移動しながら刀で切りまくれる忍者とか、インドならヨガでファイヤーな奴とか、歴代EDF兵科と比べて色々癖が有るものの多彩な戦法が取れるようになるので動かしていて楽しいです。
今までの常識を覆す新要素「ブラザーチェンジ」が革新的
本作を語る上で外せない超オススメポイント
本作では最大4人で1つのチームとなりプレイヤーはその内の1人を操作します。
なんとチームのキャラであれば「何時でも」「その場で」操作を変更(ブラザーチェンジ)できてしまうのです。
例えば
↓ 高速で空を飛べるウイングダイバーで敵頭上を取る
↓ 遅いけどカッチカチなフェンサーにチェンジして空から強襲降下
↓ 大暴れしてリロードに入ったらウイングダイバーにチェンジ
↓ また飛んで逃げる
HPが減ってきたら陸戦兵にチェンジしてリバースシューターで回復 等
EDF隊員なら一度は夢見た連携を実現できるようになりました。
操作キャラが倒されてもチェンジして救助が出来るので難易度を下げるのにも一役が買ってます。
ゲーム内にとっても判りやすいヒントがありました
「武器を変えたい?ブラザーチェンジだ!」「キャラをかえたい?ブラザーチェンジだ!」
成長要素がよりストレスフリーに
あの面倒くさい武器箱とアーマー(HP増加)集めをする必要がなくなりました。
アーマーはステージクリア後に勝手に一定量上がりますし、武器はブラザーを救助するとオマケで付いてきます。
ダブッたキャラをスキル経験値に変換して新しい武器種を装備可能にする事も出来ます。ソシャゲーで言う所の「重ね」といったところでしょう。
よくキャラの個性が無くなるとか聞きますが、全ての武器を装備出来る様になるにはとてつもない時間のやり込みが必要になるので現実的ではありません。
大体は10種類の中から5種類くらい使える程度が現実的なラインです。
歴代EDFネタをふんだんに盛りこんだ軽いノリの世界観!
今までの絶望的な世界観とは打って変わって基本ノリが軽い。ネタとメタの宝庫です。
まさかゲーム内で「怪獣のお披露目ミッション」とか「撤退フラグ」なんてセリフが聞けるとは思いませんでした。
他にも味噌汁の具材集めとかメイドの国を救助するとか、今まで見た事無いようなミッションがバンバン出てきます。
一応各作品のマザーシップを撃退した事の有る世界線なので割と対応に余裕が有るようですが、まぁ皆ノリノリですね。
ストーリーラストが経験者なら思わず熱くなってしまう超展開!
過去作を1つでもプレイ済みのEDF隊員は是非最後までやってみてください。
お約束ですが、それでもアレは熱い!
その後しっかりオチが付く所がまた面白いです。
『デジボク地球防衛軍』の気になるポイントを解説
キャラ入手が実質ガチャなのに「α」「β」「γ」まで別のキャラ扱いなのはさすがにシンドイ
本作の登場キャラは60~70名くらい。
そこに色とステータスのマイナーチェンジ版の「α」「β」「γ」が付くので実質その3倍の200名くらいの操作キャラになります。
「α」アビリティーのリチャージがちょっと早い
「β」移動速度がちょっと速いけど低アーマー
「γ」必殺技のチャージがちょっと速い高アーマー
問題は、コレだけの数が居るのにアーマーもスキルレベルも「α」「β」「γ」で別キャラとして処理されていると言う事です。
アーマー(HP)は出撃したキャラしか増えません。
スキルレベルは1ステージに3~4人しかチャンスが無いのに運良く同じキャラを救出できた時にしか上がらない。なので運が悪いと1番使ってるのにいつまでも新しい武器が使えないなんて事も・・・
例
陸戦兵(EDF5)「α」AP.8900 SLv.3 ←1番使ってるキャラ
陸戦兵(EDF5)「β」AP.1500 SLv.6
陸戦兵(EDF5)「γ」AP.2000 SLv.7
アーマー(HP)を上げるのも結構時間が掛かるのでさすがにシンドイです。
ストーリーは最後まで軽めのノリで行って欲しかった
EDFお約束なのですが、やっぱり最後は絶望的な状況に向かっていきます。
オペ子さんが発狂したり(一応過去作アルアル)、今まで仲が良かった主人公一行も急にギスギスしだしたりと、それまでが軽いノリだったので尚更温度差がキツイです。
感想まとめ
90点:見た目こそ変わったが、中身は更に遊びやすくなった『地球防衛軍』だった
実験的な変更がかなり多く一見すると不安になりますが、フタを開けて見ればいつものワラワラーと迫る敵をドッカンバッカン吹き飛ばしていくいつものEDFでした。
新システムはどれも「有ったら良いな」を出来る様にした良調整だと思います。
特に操作キャラを何時でも変えられるのは今後のシリーズにも登場してほしいですね。
全体的に難易度は抑え目でストレスフリー設計。
他作品にも通じるEDFのお約束をしっかり捉えているので、初めてのEDFに是非オススメしたい作品です。
スイッチ版にはお手頃価格で買い得なTHE BEST版がでていますので、スイッチを持っているならこの機会に「EDF隊員」になってみませんか?
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