イモータルズ フィニクス ライジング(IMMORTALS FENYX RISING) プレイ評価・レビュー

スポンサーリンク

イモータルズ フィニクス ライジング (IMMORTALS FENYX RISING)

 
  簡単まとめ★評価  
  難易度
★★★★  
アクションも謎解きも難しめ
ストーリー ★★
アクションメインで小難しい話は無し
操作感
★★★★
スピード感抜群で爽快
やりこみ要素
★★★★
広大なフィールドに探索・謎解きがイッパイ
オススメ度 ★★★★
 
スポンサーリンク

基本情報

公式サイト https://trsp.bn-ent.net/trsp1/
発売日 2020年12月03日 
対応機種 【Switch】【PS4/5】【XBOX】【PC】
メーカー UBIソフト
プレイ人数 1人
CERO B(12齢以上対象)

『イモータルズ フィニクス ライジング』を簡単に紹介

  • 広大なオープンワールドを好きな様に探索できるアクションRPG
  • ギリシャ神話をベースとした、ディズニー作品の様に面白おかしくしい世界観とストーリー
  • 「翼」を使った空中移動が特徴的
  • 「壁登り」「滑空」「2段ジャンプ」を使って見える範囲ならどこまでも探索ができる
  • 謎解きも豊富で、単なる絵合わせパズルからちょっとした推理までバリエーション豊か
  • 戦闘では剣・斧・弓・必殺技・ジャンプ・ステップ回避・ガードを組み合わせた、簡単操作でスピード感溢れる戦闘が可能
  • コンボシステムやジャストガード(回避)も有り上達するほど敵を簡単に倒せる様になる
  • 成長・カスタマイズ要素として、素材を使用した武器の強化やスキルの習得ができる
  • 弓矢をラジコン飛行機の様に自由に操作できる
  • レースや的当てといったミニゲーム風のチャレンジも当然完備
  • 武器や防具毎に見た目や能力が変わるので収集要素も十分
  • ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドにとても良く似ている

ゲーム内容

ストーリー・世界観

味わいの有る独特のグラフィックで表現されたギリシャ神話をベースにした世界観で、語り部のプロメテウスとちゃちゃを入れるゼウスの2柱の会話形式が主になって物語が進んでいきます。

全体的に登場人物ノリが軽く、ブラックジョークは有れどあのギリシャ神話とは思えないほど親しみやすいストーリになっています。

探索

結構な広さが有り、かつてそのエリアに存在していた神々をモチーフにした、個性的な風景で区分けがされています。

風景だけではなく敵の種類と強さも変わるので、エリアを越える度に新鮮な探索ができます。

ダンジョン

中に落ちることによって謎解き専用のダンジョンに入る事が出来ます。

クリアするとスタミナの成長に必要なアイテムが手に入ります。

また、ファストトラベルのポイントとして利用可能なので積極的に発見しましょう。

本作の特徴的な操作

ダイダロスの翼

本作の特徴ともいえる要素。

チュートリアル突破の段階で「2段ジャンプ」「滑空」「ダッシュ」が青いスタミナゲージを消費して使う事ができます。

壁登り

壁側にLスティックを倒し続けると壁登り開始!

ほとんどの壁面に掴まれるので色んな所に到達出来ます。

壁登り中は青いスタミナゲージを消費し続けるので足場を見つけて休憩しながら登る事になります。

ヘラクレスの小手

本作の特徴その2

大岩や大木と言った特定のオブジェクトを、引き寄せて・・・持ち上げて・・・ぶん投げる!

物を動かすだけでなく、敵に当てて大ダメージを与える事もできます。

スキルを習得すれば敵も引き寄せる事が出来る様になり、戦闘の幅が大幅に広がります。

アポロンの矢

本作の特徴その3

スタミナを使って矢をラジコン飛行機の様に操作が出来る様になります。

やや癖の有る操作感覚ですが、さながらフライトシューティングの様に自由に飛び回れる様は爽快です。

戦闘要素

最近のアサクリでお馴染みの戦闘方法なので経験者はすぐ理解できるはず。

戦闘操作

  • R1で剣攻撃(弱攻撃)隙が少なく使いやすいが、威力・範囲が小さめ
  • R2で斧攻撃(強攻撃)威力・範囲に優れ、スタン状態も狙いやすいが隙が大きい
  • L1を押しながらY・B・R2で必殺技を使用できる(スキルツリーで開放する必要有り)
  • Yでステップ回避 タイミングが合えばジャスト回避になり一定時間周囲がスローモーションになる
  • L1R1同時押しでガード タイミングが合えばジャストガードになり相手を弾き飛ばす
  • 弓はL2で照準R2で発射 矢は時間経過で回復する

全体的にモーションキャンセルが利き易く、咄嗟の操作にも対応してくれるので操作に関してはストレスフリーで戦えます。

コンボ

またコンボの要素も有り、ダメージを受けず連続で攻撃を当て続けるほどダメージが増えて行き、敵を簡単に薙ぎ払える様になります。

ステルス攻撃

敵に気付かれずに近寄る事が出来れば奇襲攻撃ができます。

成功すれば一撃で10倍近いダメージを与える事が出来ますが、1度使うと大抵周りに気付かれるので1戦闘につき1回だと思った方がいいでしょう。

成長要素

  • ライフはフィールドに散らばっている特殊な結晶を集めると増やせる
  • スタミナはダンジョンクリアで入手できるアイテムを集めると増やせる
  • 武器の強化はその辺の宝箱の中に入っている素材を使って強化

スキルの成長

キルツリー形式で、ある程度自由に取得・強化ができます。

スキルの成長にはフィールド上の謎解き・ミニゲームの達成で入手可能なアイテムを使用します。 

アクションが増える物から、単純に性能が強化されるものまで様々。

降り直しは出来ないので注意

ダンジョン絡みで特定のスキルを要求される場面がたびたび有るので、よく考えないと不自由する場面が出て来ます。

基本的は 新しいアクションの追加 を優先すれば失敗しにくい感じでした。

面白いポイントを詳しく解説

独特な世界観の広大なフィールドを何処までも自由に探索できる

このゲームでは壁を登ったり滑空したりすれば、おおよそ見える場所には何処にでも行くことができます

ギリシャ神話が舞台と言う事も有って、全体的に幻想的で特に神殿や巨大な石像は壮観。

ストーリー的な事情から、戦場後の様なやや荒廃した場所も多いですがそれはそれで城壁や巨大兵器の残骸等の特徴来なオブジェになり、冒険心をくすぐられます。

そういった何だアレ?と思った所には大抵お宝も有るので、発見と探検が同時に出来るのはオープンワールドとしてとても良いバランスです。

ダンジョンのテーマがかなり豊富

ダンジョンのテーマがかなり豊富で

  • 王道の「謎解きステージ」
  • 飛んだり跳ねたりの「アスレチックステージ」
  • 飛ばした矢を操作する「フライトシューティング風ステージ」
  • とにかく敵と戦いまくる「闘技場ステージ」 ほかにも様々!

さらに難易度も3段階あるので、中々飽きが来ません。

ダンジョン攻略は結構長めですがチェックポイントは大抵4個以上あり、途中でやられても簡単にリカバリーができます。

特に高難易度のダンジョは最初から全力で殺しに来るので、高難易度の死にゲーとしてもやりごたえ抜群です。

コンボシステムによる戦闘の上達が実感しやすい

「一定の時間内に」「ダメージを受けずに」「攻撃を当て続ける」とコンボゲージが溜まっていき、溜まれば溜まるほどダメージにボーナスが入るようになるシステムが有ります。

ジャスト回避やガードを駆使して敵の攻撃すらチャンスに変えて、上がり続けるダメージで敵を蹴散らす様は、見た目も操作も相当スタイリッシュ

ある程度慣れてくれば自然と出来る様になっているので、かなり良い戦闘バランスだと思います。

コンボが無くても十分戦えますし、スキルで1回だけなら食らってもOKといった補強が出来るので、そこまで神経質になる必要も無いバランスです。

気になるポイントを詳しく解説

戦闘がやや単調になりがち

戦闘操作はアサクリそのままで、弱攻撃(剣)・強攻撃(斧)・弓+必殺技3種に回避(パリィ)とジャンプしか無いので操作が単調になりがち。(せめて槍とかナックルとかモーションの変わる武器が有れば・・・)

新規タイトル故か敵の種類と行動パターンが少なく、攻撃ごとに避け方がほぼ決まっているので「相手が○○を使ってきそうなら〇すればOK」の状況がほとんどです。

決まった避け方以外の方法では大体ダメージをもらってしまうので、選択肢はほとんどありません。

一応複数の敵に囲まれている状況がほとんどなので何も考えなくてもいいと言う訳ではありませんが、数で誤魔化している印象です。

慣れれば手早く完勝できるという側面もあります

エラー落ちが多い

オープンワールド系には結構多いのですが、本作も2~3時間位に1回はエラーで強制終了してしまいます。

頻繁にオートセーブが入るので戻し作業はほどんど無いのですが、とは言えいつエラーで終了するのかとヒヤヒヤしながらゲームをするのは気分的に良くありません。

ゲームスタート時のロード時間も1~2分と案外長めで、何度も繰り返すのはちょっとキツイです。

【番外編】初心者向け一つ目巨人の倒し方

アクションゲームに慣れていないと恐らく最初の壁になりそうな巨人戦を解説します。

まず、近くにある投げられる物を全部投げつけてしまいましょう

1発数百ダメージが出せるし、スタンダメージも入ります。

投げつくしたら接近戦開始!敵は攻撃の後に長めの隙ができるので、ヒットアンドアウェイで。

1.赤いオーラを纏った腕叩きつけ

巨人の股下を抜ける様に回避を出せばOK

2.赤オーラ踏みつけ

上げた足の反対方向に横ジャンプ、回避は引っ掛かりやすいので安定しません。

いつまでも空中に居ると出の早い対空攻撃に狩られるので、さっさと着地しましょう。

3.両腕払い

オーラが無いのでジャストガードの練習をしても良いし、安定重視なら後方回避2~3回でも避けられます。

接近戦では1~3を順番に繰り返す事が多いので、しっかり避けて反撃しましょう。

時折近くに有る持ち上げられるオブジェクトを掴みに行くことが有ります。

移動している最中は完全に無防備なので一気にダメージを稼ぐチャンス。

敵が何か掴んでいる時は危険なので、離れて投げつけて来るのを待ちましょう。

距離を離せば回避もパリィも簡単なので落ち着いて対処できます。

感想まとめ

75点:新規タイトルながら完成度は十分。今の所「アサシンクリードのチームが作ったゼルダの伝説BOW」と言った印象でも、次回作にも期待が持てる一作。

アサシンクリードのチームが作っただけあり、初タイトルながら十分な面白さは確保されています。

ゲーム全体の雰囲気やセンスが海外製のゲームと言った感じで遊んでいてちょっと新鮮で

あの昼ドラもビックリなギリシャ神話を、まるでディズニー作品の様に可愛くユーモラスに仕上げたストーリも面白いです。

ただゲーム的には「ゼルダの伝説BOW+アサシンクリード」と言った雰囲気

探索に使えるアクションはほとんどゼルダと一緒、戦闘面は剣・斧・弓しか無いアサシンクリードなので、どちらかをプレイ済みだと新鮮さが薄いかもしれません。

また謎解き部分も「○○をしなければクリアできない」感じで、ひらめきの自由度はあまり無いです。

この作品にしか無い面白さを上げるなら、「翼の要素をフルに使ったスピード感溢れる空中アクション」

巨大な敵の周りを華麗に飛び避け、狭い足場の上を飛んだり跳ねたりしながら進むアスレチックダンジョを進んだりと、派手に飛び回る爽快感は素晴らしいです。

この翼を使った爽快な3次元アクションはゼルダにもアサシンクリードに無い本作のオススメポイントの一つです。

発売から暫く立っていますが、アップデートでどんどん快適になるシステムが追加されて行っているのも好ポイント。ユーザーの意見をちゃんと反映してくれています。

新規タイトルなのでややアラは有るものの、次回作に期待できる楽しみな一作です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました